健康保険が適応されるような病気であれば、同じ治療であれば病院・診療所に関係なく治療費はほぼ一定です。
これに対して男性向けの美容クリニックで実施されている男性のぺニス増大のための治療は自費診療で、クリニックごとに値段に大きな違いがあります。
ぺニス増大治療の値段は各クリニックごとに独自に定められていますが、治療の方法・使用する薬剤や医療器具などの違い・競合する他のクリニックの有無、などによって決まります。
これからぺニス増大をお考えの男性の方は、クリニックごとに治療費用が異なる理由を知っておくと良いでしょう。
ぺニス増大術で使用される薬剤の種類と値段の違いとは
ぺニス増大術にはいくつかの方法がありますが、よく用いられているのは陰茎や亀頭の部分に薬剤を注入してサイズを大きくする方法です。
治療方法は注射器を用いて薬剤を注入するだけでとてもシンプルですが、クリニックごとに使用する薬剤の種類に違いがあります。
この場合は、使用する薬剤の種類や注入量ごとに値段が決められます。
ぺニス増大術で使用される薬剤には、数ヶ月程度で体に吸収される素材(ヒアルロン酸・コラーゲンなど)と半永久的に体内に残る素材(バイオアルカミドやシリコンゴムなど)の2種類に分けられます。
ヒアルロン酸やコラーゲンは効果が持続する期間が短いというデメリットがありますが、値段が安いという利点があります。
体に吸収されない素材は半永久的に効果が持続しますが、治療費用が高くなってしまいます。
安い値段でぺニス増大術が受けられるクリニックはヒアルロン酸やコラーゲンなどが用いられているケースが多く、効果が持続する期間は半年~1年程度です。
この方法だと1回あたりの値段は安いですが、定期的に治療をする必要があります。
バイオアルカミドやシリコンゴムを使用するクリニックでは値段が高くなってしまいますが、効果の持続期間が長いので1回の治療で済みます。
ぺニス増大術の料金を比較する場合は、使用される薬剤の種類や効果の持続期間もチェックすることが大切です。
治療の方法による値段の違いとは
ぺニス増大術では薬剤やシリコン製の器具を挿入する方法が多く用いられますが、手術によってペニスを長くする方法もあります。
これは長茎術と呼ばれ、男性器が体の内部に埋没した場合に用いられる治療方法です。
糸を使用してぺニスを支える組織を外側に引っ張り出しますが、クリニックごとに手術方法に違いがあります。
同じ長茎術でもクリニックごとに治療方法に違いがあるため、値段に大きな違いが生じます。
長茎術には「Sドローアウト法」と「コンプリート長茎術」の2種類があり、治療の手軽さ・効果・値段に大きな違いがあります。
「Sドローアウト法」とは、切開を必要としない手軽な治療方法です。
この治療方法で得られるぺニス増大の効果は限定的ですが、トータルの治療費は15万円前後で安いというメリットがあります。
これに対して、メスで切開をする「コンプリート長茎術」だと30万円前後の費用がかかります。
メスで切開をして手術をするので値段が高くなってしまいますが、ぺニス増大の効果が大きいというメリットがあります。
ぺニス増大術の値段を比較する場合は、クリニックごとに実施されている治療方法の内容もきちんとチェックすることが大切です。
競合クリニックの存在による値段の違いとは
ぺニス増大を含む美容治療の多くは健康保険が適応されない自費診療なので、クリニックごとに独自に料金が設定されています。
美容クリニックが競合している地域であれば競争原理が働くので、全く同じ治療内容でも低めの値段が設定されるケースがあります。
都市部では多くの美容クリニックがありますが、クリニックごとの経営努力によって一般的な相場と比べてかなり安い費用で治療が受けられるケースもあるようです。
都市部にある規模の大きなクリニックでは多くの患者を受け入れたり、安価なジェネリック医薬品を使用するなどして治療費を安くしています。
日本全国に展開している美容クリニックであれば、使用する医薬品や器具を一括で購入して仕入れのコストを抑えたり、効率的な事務システムを導入するなどして料金を安くしているグループもあります。
美容クリニックの中には、高所得者向けに付加的なサービスを提供しているケースがあります。
このような“高級”クリニックは、一般的な相場よりも値段が高めに設定されています。
ぺニス増大術は同じ治療でも付加的なサービスの有無や経営努力によって値段に大きな違いが出ることがあるので、1円でもお得に治療を受けたい方は複数のクリニックで料金を比較することが大切です。
まとめ
ぺニス増大は健康保険が適応されない自費診療なので、クリニックごとに値段に大きな違いがあります。
少しでもお得に治療を受けるためには、複数のクリニックで料金を比較する必要があります。
クリニックごとに料金を比較する際は、使用する薬剤の種類・効果の持続期間や治療方法をきちんとチェックすることが大切です。
全く同じ治療内容であったとしても、クリニックの経営努力や付加的なサービスの有無によって料金に大きな差が生じるケースもあります。
これからぺニス増大をお考えの方であれば、治療内容や使用される薬剤の種類・特徴などの情報を事前に調べておくことをおすすめします。